流れ星

先日は山間の家にいたのですが、満月だったためか、月がとても明るく、山の稜線がはっきりと照らされていました。

 

月や星をしばらく見ていると、飛行機の灯りがいくつも通過していきます。四十年前はこんなに飛行機は飛んでいなかったはずです。

 

そろそろ寒くなってきたので家の中へ入ろう、と思った瞬間、急に大きな光が現れ、飛行機の灯りよりもはるかに速いスピードで大きな光が流れていきました。

 

月明かりの夜空だったので星は数えるほどしか見えず、また夜になって間もない時間帯でしたが、驚くほど鮮明な流れ星でした。田舎にいるときは毎晩のように夜空を眺めてきましたが、これほど鮮明で、絵に描いたかのような流れ星は初めてでした。

f:id:horga:20201205085547j:image

一軍と二軍の違い

最近、ネット記事で考えさせられるものがありました。プロ野球で数々の一流選手を育ててきたコーチの意見だったと思いますが、一軍のレギュラーに定着する選手と、素質は素晴らしいものがありながら二軍に居座ってしまう選手の違いについてです。

 

その違いとは、「一つのことを、続けることができるかどうか」ということです。

 

なかなか芽の出ない選手は、一つの型がうまくいかなければすぐに別の型を試そうとして、一つの型を深掘りすることができないということでした。このことは、スポーツの世界以外でも通用する普遍的なことのように思います。

 

いろいろな事業に手を出して、うまくいかなければすぐに別の事業に手を出してしまう。起業して間もない頃の私の失敗はそこにあったと思います。

 

ただ、いろいろ試してみて鉱脈を掘り当てる人もいますので、世の中一筋縄にはいかないようです。

 

ただ、私自身の今までの反省をさせていただくなら、やっぱり深掘りした体験が少ないため、未だに根無草で漂い続けているような気がします。狙い定めたことを徹底的に取り組んでくるべきだったと反省します。

 

ただし、人生百年時代です。自分自身の人生がどこまで続くかわかりませんが、反省すべきことを反省し、深掘りするべきことを深掘りしていきたいと思います。

設立記念日

株式会社ホーガを設立して、15年が経過しました。本当にあっと言う間でした。

 

設立してから自分自身も15歳年齢を重ね、すっかりシニアな人間になりました。白髪が目立つようになり、設立当初と比べると体力もかなり落ちていることに気付かされます。老眼で細かい字を読むことに苦痛を感じることがしばしばあります。

 

しかしながら、年齢を重ねることで良くなることも多々あるかと思います。今になって「勉強したい」という気持ちが強くなってくるのもその一つかと思います。

 

気持ちの若々しさを無くすことなく、また年齢を重ねてきたことを強みとし、今後も前向きに取り組んでいきたいと思います。

東海道新幹線

緊急事態宣言が解除されて数日後に東海道新幹線・のぞみに乗る用事があったのですが、一両まるごと貸切状態でした。私と同じ車両には、他にもう一人乗車していただけでした。

 

最近、のぞみに乗りましたが、やはりその時と比較するとかなり乗客数は戻ってきています。二人掛け、三人掛けシートのほとんどが埋まっていました。

 

ただ、どの座席も隣りに他人が座っていることはないようです。私の隣りの座席もずっと空いていたので快適でした。また、名古屋駅、東京駅の構内は、緊急事態宣言前の賑わいが戻りつつあるようです。

 

一両まるごと貸切状態の新幹線に乗ることはもうないかもしれませんが、以前のようにほぼ満席状態に戻るまでにはまだまだ時間がかかるような気がします。利用者の立場からすると現在の状況くらいが適度に空いていてありがたいのですが、これからどうなっていくことでしょうか。

 

緊急事態宣言直後に新幹線を利用した際、車両が空いていたこと以外にもう一つよかったことがありました。新幹線の改札口で、駅員さんに「ありがとうございます」とお辞儀されたことです。

 

そういえば、今まで何度も東海道新幹線を利用してきましたが、改札口の駅員さんに感謝の気持ちを伝えられたのはこれが初めてでした。最近利用した際は、改札も適度に混雑していましたのでもうお辞儀されることはありませんでした。

 

いつもいつも利用者に頭を下げてほしい、というような無茶なことを言いたいわけではありませんが、例えばせめて一年に一日だけでも感謝DAYを設け、意識して利用者にお辞儀をする日があってもよいのではないかと思いました。

 

改札口の駅員さんはいろいろな業務で大変でしょうが、新幹線に限らず、またJR・私鉄を問わず、駅員さんにお辞儀されたのがあまりにも新鮮で心地よいものだったので、そんなことを考えました。

f:id:horga:20201015043449j:image

 

東京駅丸の内北口2

先日、東京駅丸の内北口から大手町駅へ向かいましたが、横断歩道がさらに改修され、以前のような状態に戻されていました。横断歩道の向きが東京駅構内からまっすぐ延びていて、歩道の柵も一部外されたのか、歩道幅がかなり広がっていました。

 

この東京駅丸の内北口から大手町方面へ向かう横断歩道は、よくニュース番組で撮影される場所です。やっぱりここは、多くのビジネスパーソンが足早に歩いて行くのが様になっています。私だけでなく、「以前の状態に戻してほしい」という声が多かったのかどうかはわかりませんが、やっぱり足早に仕事場へ向かっていけるほうがストレスフリーでいいと思います。

 

それにしてもこの改修の施主が誰なのかはわかりませんが、JRであれ、三菱グループであれ、東京都であれ、利用者にとってよりよい改修を実行してくれること自体、本当に素晴らしいと思います。

 

このスピード感、ちょっとしたことへの配慮、修正すべきことを素直に受け入れて修正する姿勢を、私自身も見習いたいと思います。

6連敗

昨日、藤井聡太二冠と豊島将之二冠との対局があり、またしても藤井二冠が豊島二冠に敗れ、これで豊島二冠に対して公式戦6連敗となりました。藤井二冠のファンである私自身の気持ちを整理するために、あまり意味はありませんが、なぜ6連敗したのかを整理したいと思います。

 

今回の対局は残念ながら無料のインターネット放送をしていなかったので、結果をネットニュースで知っただけですが、解説者のお話では、序盤・中盤を通して藤井二冠がリードし、終盤の勝勢の局面で豊島二冠に粘りの手を繰り出されるうちに緩手を連発してしまい、大逆転負けしたようです。

 

私自身は、現在の藤井二冠が豊島二冠との対局を通して得るものは非常に大きいと思っていますので、今回の敗戦も今後の大きな糧にすればそれほど結果を気にしなくてもよいのではないか、と考えている者の一人です。ただ、今回の対局に限らず、最近の藤井二冠は、勝勢の局面で緩手・悪手を指してしまい、逆転を許すことがしばしばあるようです。

 

たまたま対戦者が逆転の一手を拾うことがなかったので、表面上は大事に至らなかったという対局が(あくまでも素人考えですが)最近多いように感じます。詰将棋で鍛えた終盤の正確な読みが藤井二冠の最大の強みであるにもかかわらず、なぜそのような状態が続いているのでしょうか。

 

これが、スランプというものなのかもしれません。他の棋士よりも読みの速度が速い分、いろいろな手が見えてしまい、勝勢の局面で確実に勝利に至る手を見落とし、他のいろいろな手を読んでしまうことが、現在の藤井二冠の落とし穴になってしまっているような気がします。

 

藤井二冠は、このスランプをどのように克服すべきか。その答えは、素人の私にはわかりませんが、一ファンとして勝手なことを言わせてもらうと、そろそろ藤井二冠も「大局観」と真剣に向き合うべき時にきているのではないかと思います。

 

今回も、1分将棋になってからの大逆転負けですので、どんなに読みの速度が速い藤井二冠であっても、すべての手を読み切ることは物理的に無理な状況でした。読みの深さ、読みの柔軟さに磨きをかけつつ、「指運」とも呼ばれる「大局観」を藤井二冠が今後どのように鍛えていくか。

 

その課題が突きつけられている気がします。今回の対局は、まさに「将棋で勝って、結果で負けた一局」だったようです。でも、もしそうであるなら、ボールは豊島二冠にあるのではなく、藤井二冠の手の中にあります。自分の中に克服すべき課題がある以上、藤井二冠はその課題を乗り越えていくのではないか。

 

そのことを、期待したいと思います。

東京駅丸の内北口

以前からずっと感じていたのですが、大手町方面から東京駅構内へ入っていく際、改修工事によって歩行の導線が非常に悪くなりました。

 

以前であれば、信号のある横断歩道を真っ直ぐ歩いていけば、そのまま真っ直ぐに丸の内北口から東京駅構内に入っていけたのですが、今は横断歩道を渡ったあとで方向転換しないと構内に入っていくことができません。

 

しかも人だまりができそうなスペースに遮蔽物(地下への階段入口)があるため、他人を追い抜いて急いで歩くことができず、人の流れに身を委ねるしか仕方がありません。

 

なぜ、あえて不便な導線に改修したのでしょうか。

 

一つの理由は、地下街へ一人でも多くの人を誘導したいということでしょうか。最近、確かに東京駅構内の店舗が充実していると感じます。

 

そしてもう一つの理由は、東京駅丸の内北口から走って大手町方向へ向かう人をなくすためでしょうか。確かに以前の導線であれば、通勤で大手町にあるオフィスへ向かう場合、出社時間ギリギリになっていたら周りを歩く人のことが目に入らず、全力で走ってしまうかもしれません。

 

私はたまにしか丸の内北口を利用しませんので本当のところはわかりませんが、改修によって東京駅が綺麗になったことについては大歓迎です。