2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

冬来たりなば

朝電車の中の広告を見ていたら、「冬来たりなば」という文字がありました。 旅行の広告だったようですが、確かにその言葉を感じさせられる季節になってきました。「冬来たりなば 春遠からじ」 指折り数えてみたら、文字数は七・七でした。五・七のリズムは刷…

砂時計

「砂が落ちていくその音によって、残された人生の時間が確実に少なくなっているのが聞こえる」そのようなお話しを聞いたことがありました。 「必ず死ぬ運命」であることはわかっていても、「いつ死ぬか」はわかりませんし、できれば知りたくありません。仮に…

誰の言葉か

「『何を言うか』よりも大切なことがある。『誰が言うか』ということだ。」この言葉を、今までに学んできました。 先日将棋の羽生善治棋士がテレビに出ていて、 「勝つことだけが将棋じゃない」 とおっしゃっていました。この言葉は、まさに『誰が言うか』が…

白月

辞書で調べてみると、「白月(はくげつ」の意味は「光の明るい月」とあります。今日たまたま朝早く外を歩いていたら、本当に月が白く見えました。しかも、写真で見るようなグラデーションのかかった白色です。クレーターまで透けて見えるような月でした。 も…

横浜の湿度計

この週末は、些細な「予期せぬ出来事」がたびたび起こりました。 横浜駅に着くまでに、沿線の火事による影響で電車がとまりました。横浜関内に用事があったため横浜駅から根岸線に乗り換えようとすると、強風のためそこでも電車が止まっていました。本当に些…

「変えない」

「人はいさ 心は知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける」 習った和歌の中で、唯一諳んじることのできる歌です。 事務所の近くでビルが取り壊され、一時的に更地になったところがありました。普段無意識に通り過ぎているためか、以前どのようなビルが建…

November Rain

最近一昔前の曲を集めたCDが売れているそうです。80年代から90年代前半にかけてはちょうど学生時代にあたるので、とてもなつかしく、改めて聞きなおしてもやっぱりいいな、と思う曲がたくさんあります。まだ30代で過去を懐かしがってばかりいるのもよくな…

星座観

本来直接つながりのない星々が、私たちの目を通して「意味のある形」に浮かび上がります。身の回りに起こることも、些細な出来事が何かとつながり、何らかの「意味」が浮かび上がってくるのかもしれません。確かに今まで忘れていたことが現在直面しているこ…

ロマンチック街道

ドイツに「ロマンチック街道」という道があるそうです。私はそこには行ったことがないのですが、私が通ってきた道の中で「ロマンチック街道」と感じた道は、湯布院から熊本城へ向かう道です。 4月上旬、まだ暗い早朝の時間に湯布院の旅館を出発し、有料道路…

「少しの不便」

数時間、水道の水がストップしたことがありました。事前に連絡を受けていたので、必要な量の水道水を貯めておくことができました。水道がストップしている時間に家の中にいたのですが、何度が無意識のうちに水道の栓をひねり、ストップしていることに気づか…

「少しの不便」という楽しみ

30歳半ばの世代は、革新的な変化をもたらしたモノ・サービスのある生活の前と後を経験した最後の世代ではないかと思います。 「革新的な変化をもたらしたモノ・サービス」と言ってもいろいろなものが挙げられると思いますが、個人的にすぐ思い浮かぶのは、携…

ジョギング

この前の3連休のことですが、都内を歩いていると、幾度となくジョギングしている人とすれ違いました。どこでも見かけるというわけではなく、ところどころで集中的にすれ違います。人気のジョギングコースがあるのかもしれません。私も天気がいい日だったから…

「赤福」の再開

「赤福」の販売が再開されたようで、私も好きなので単純に嬉しく思います。 このニュースを聞いて一番引っかかったことは、今後賞味期限を徹底管理するために、「期限切れのものは廃棄する」ということでした。「廃棄」の仕方はわかりませんが、少しもったい…

紙一重

将棋の羽生棋士が7冠を達成されたとき、「どれも紙一重の勝負でした」と語っていらっしゃいました。素人の私には謙遜されているだけなのかと思っていましたが、それが羽生棋士の正直な感想だったのかもしれません。 先日テレビで羽生棋士の勝負を見ることが…