2008-01-01から1年間の記事一覧

名人戦

今回の名人戦は、密かに(?)結果がどうなるか楽しみにしていました。 最終的には羽生善治棋士が名人位に返り咲き、「永世名人」の資格も獲得されたそうです。一ファンとして、大変嬉しく思います。今回の名人戦シリーズで「すごいなあ」と思ったのは、(将…

名脇役

主役を引き立てるには脇役を欠かすことができず、「名作」と言われる作品には必ずと言っていいほど「名脇役」が存在するそうです。 この「名脇役」の存在、ドラマや映画に限らず、いろいろな集団・組織の中にも当てはまるような気がします。 それぞれの集団…

「生涯現役」考

少し前に田植えをする機会があったのですが、これが想像以上に重労働であることがわかりました。 膝を曲げて常に前かがみで苗を植えていくと、水田に足を取られることもあり、すぐにバテてしまいました。 最初のうちは、ちょっと植えては休み、またちょっと…

レンタルとルーツ

身の回りに存在するものはすべて「借り物」であるとする「レンタル思想」という言葉があるそうです。 「借り物」と言えば、今の住環境は「借り物」であるという感覚が私の中のどこかにあります。今まで深く考えたことはありませんが、シンプルな理由として、…

浪人スピリッツ

高校卒業後、一年間浪人していました。早く「浪人」の立場を抜け出し、「大学生」という立場を獲得したいと思っていました。とにかく「浪人生」から抜け出すこと自体が、受験勉強に取り組むモチベーションになっていたと思います。 浪人時代は、目標が非常に…

全力投球

甲子園を目指す落ちこぼれ野球部のドラマが放映されているようですが、私も昔は野球部に所属していましたので、その純粋な気持ちが懐かしく、また羨ましく思います。 高校時代は結局すぐに辞めてしまったのですが、中学時代は野球部の練習に打ち込んでいたこ…

「慣れるまでが成長できる」

先日有名なアスリートが海外での苦労を聞かれ、「大変だけど、慣れるまでが成長できるので」と言っていました。 気がつけば習慣化された生活の繰り返しをしてしまっている自分に対して、大いに反省しなければならないと思いました。 仕事を通して成長するた…

道草を食う

「道草を食う」という言葉を最近滅多に耳にしませんが、私が小学生のときにはよく使っていた言葉でした。学校帰りに道草を食い、まっすぐ帰らずにいろいろなところに立ち寄ることが大変楽しかったです。現在、通勤途中(あるいは仕事の移動中に)「道草を食…

再読

二回以上読みたい本があります。学生のときは常に新しいものを読もうとしていましたので、そのあたりの感覚が変わってきたのかもしれません。勉強不足を補うように最近は読書が趣味になりつつありますが、読めば読むほど、自分が一生で読むことのできる量が…

新緑

大変暑い日が続いています。すでに夏の陽気で、外を歩くにはネクタイをはずしたくなるくらいです。 しかしながら、今の時期は風が気持ちよく、新緑がよく映えているので、外に出ること自体とても心地いいものです。 新緑のような新鮮さを忘れずに、仕事にも…

経営小説

戦前戦後の時期に会社を経営し、理想に向かって事業拡大していく社長の姿を描いた小説を読んでいるのですが、大変おもしろく、のめり込んでいきます。 話をおもしろくするために、詳細な場面設定は多くのフィクションが散りばめられているのでしょうが、本当…

身体性

「怒りに任せて相手に手を出せば、余計に怒りが増幅する」精神と身体は密接な関係があるそうで、上記のような傾向があるようです。 ある作家は、気持ちが乗らない日にはとりあえず原稿用紙を開く行動を、意識して行ったそうです。そうすると、次第に調子が乗…

赤坂サカス

先日赤坂に行く用事があり、途中で赤坂サカスを見に行きました。平日の昼間にもかかわらず、すごい人の数でした。 東京に出てきてから15年強ですが、都内の街並が随分変わってきたことを感じます。私が上京したときは、まだJRの改札には駅員が座っていて、…

新年度

日本の学校では、今日から新年度になります。そして、日本の多くの企業も今日から新年度になります。 元日も今日も365(もしくは366)分の1に過ぎないのですが、何か新鮮な気分を味わうことのできる一日です。折角新鮮な気分になれるのですからそのメリット…

経済と野球

「マネタリー経済とボランタリー経済は相互浸透していく」 インターネットの普及等により、このような現象が加速していくそうです。 「マネタリー」と「ボランタリー」の「相互浸透」と言えば、この季節には「野球」のことを想起します。 日本国内での「マネ…

球春

春のセンバツ高校野球が始まり、プロ野球もスタートしました。 両方とも、「春」を表す季語のようなイメージがあります。昨日も雨が降って結構寒かったのですが、野球が始まると春が来た感覚になります。 スポーツニュースを見る楽しさが増える季節です。こ…

借り物の自分

コンプレックスの源泉にもなっているこの私の容器(身体)は、分子生物学的に言えば、宇宙からの「借り物」であると言えるそうです。 何十兆もの細胞が集まって私の身体は形成され、尚且つ容器の中では常に「フロー」が行われているようです。少し本で読んだ…

中だるみ

同じことに長時間取り組んでいると、どうしても「中だるみ」してしまうときがあります。 取り組み始めたときは、どうすれば効率よくできるかとか、何か楽しみながらやる方法はないかとか、いろいろ試行錯誤するのでそれなりに集中しているのですが、ある程度…

締め切り

「集中力を高めるために、自分自身で細かな『締め切り』を設定する」ということを学んだことがあります。 実際に、今までで「本当に集中できた」と思えるようなときは、本当の締め切り間際の時間が多いように思います。仕事をしていく上で大切なことは、お取…

身近な自然

「一番身近な自然とは、自分自身である」という言葉を聞いたことがありますが、確かにそうだなと思うことがよくあります。自分で自分自身をコントロールしているようで、あまりコントロールできていないと感じることがあります。昨夜、突然雨が降り始めまし…

割り切り

「環境対策に対して『イエス』か『ノー』かの二者択一の答えを求められることが多く、実際に『イエス』か『ノー』で答えているものを見かけることがある」と指摘されている記事に注目しました。 確かに「イエス」か「ノー」という答えはわかりやすく、注目し…

15年前

先日ある中国の若い社長にお会いして、15年ほど前のことを思い出しました。 私が大学2〜3年生くらいだったときですが、赤坂の料亭でアルバイトをしていたことがあります。料理人と配膳係の間で料理等の注文を「交通整理」する仕事だったのですが、そのとき同…

冬来たりなば

朝電車の中の広告を見ていたら、「冬来たりなば」という文字がありました。 旅行の広告だったようですが、確かにその言葉を感じさせられる季節になってきました。「冬来たりなば 春遠からじ」 指折り数えてみたら、文字数は七・七でした。五・七のリズムは刷…

砂時計

「砂が落ちていくその音によって、残された人生の時間が確実に少なくなっているのが聞こえる」そのようなお話しを聞いたことがありました。 「必ず死ぬ運命」であることはわかっていても、「いつ死ぬか」はわかりませんし、できれば知りたくありません。仮に…

誰の言葉か

「『何を言うか』よりも大切なことがある。『誰が言うか』ということだ。」この言葉を、今までに学んできました。 先日将棋の羽生善治棋士がテレビに出ていて、 「勝つことだけが将棋じゃない」 とおっしゃっていました。この言葉は、まさに『誰が言うか』が…

白月

辞書で調べてみると、「白月(はくげつ」の意味は「光の明るい月」とあります。今日たまたま朝早く外を歩いていたら、本当に月が白く見えました。しかも、写真で見るようなグラデーションのかかった白色です。クレーターまで透けて見えるような月でした。 も…

横浜の湿度計

この週末は、些細な「予期せぬ出来事」がたびたび起こりました。 横浜駅に着くまでに、沿線の火事による影響で電車がとまりました。横浜関内に用事があったため横浜駅から根岸線に乗り換えようとすると、強風のためそこでも電車が止まっていました。本当に些…

「変えない」

「人はいさ 心は知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける」 習った和歌の中で、唯一諳んじることのできる歌です。 事務所の近くでビルが取り壊され、一時的に更地になったところがありました。普段無意識に通り過ぎているためか、以前どのようなビルが建…

November Rain

最近一昔前の曲を集めたCDが売れているそうです。80年代から90年代前半にかけてはちょうど学生時代にあたるので、とてもなつかしく、改めて聞きなおしてもやっぱりいいな、と思う曲がたくさんあります。まだ30代で過去を懐かしがってばかりいるのもよくな…

星座観

本来直接つながりのない星々が、私たちの目を通して「意味のある形」に浮かび上がります。身の回りに起こることも、些細な出来事が何かとつながり、何らかの「意味」が浮かび上がってくるのかもしれません。確かに今まで忘れていたことが現在直面しているこ…