身体性

「苦しいときほど笑ってみろ」

ある経営者がおっしゃっていたそうですが、私にとって重要な課題です。感情が全面に出てしまって、冷静になれないときがあります。良いときも悪いときも、その感情にどっぷりと浸ってしまうことがあります。場合によっては、そのようなことが必要なときもあるのかもしれません。

しかしながら、私が仕事をする上において、全面的に感情に浸っているときはよくない影響を与えていることが多いと感じます。「苦しい」「つらい」などのマイナス感情が全面に出てしまうと、なかなかいいアイデアは浮かんできませんし、良い結果を導いていくための気力が出てきません。逆に、「嬉しい」「楽しい」などのプラス感情が全面に出てしまうと、他人の痛みや苦しみを思い遣る気持ちが完全に抜け落ちてしまいます。

仕事をする上では、ある程度の緊張感が欠かせません。そのために、「苦しいときに笑ってみる」「嬉しいときに口元を引き締める」という身体性を意識していきたいと思います。