「耐震構造」と「免震構造」

建築物の地震に備えた造りとして、「耐震構造」と「免震構造」があるそうです。私は設計及び建築のプロではありませんので詳細はわかりませんが、文字通り「耐震構造」が「地震に耐えうる」構造であり、「免震構造」は「地震を免れる」構造ということでしょうか。


この「強さ」の違いを、「人」に置き換えて考えてしまうことがあります。「人の耐震構造」とは、誘惑を跳ね返し自身の信念のもと強烈なリーダーシップを発揮して前進していくような強さをイメージします。
「人の免震構造」とは、相手の意見を一旦受け止めてみる、相手やいろいろな細部に関心を寄せて自分の中で吸収してみようとする強さをイメージします。

「日本の文化」をイメージするとき、相対的に「免震構造」の豊かさを感じます。外来文化などを一旦受け止めてみて、自身に合った形で吸収していこうとする柔軟さが、その特徴の一つとして存在すると感じます。