何となく実感することがあるのだけれど、もやもやとしていることがあります。
深い霧の中で「あっちでもない」「こっちでもない」と彷徨っているうちに、突然光が照らされて、進むべき方向が示されることがあります。
それが、言葉の効用の一つでしょうか。
「言葉では上手く表現できないんだけど、でも何となく感じることがある」。自分では、言葉で上手く表現できていなかったことが、本や会話の中から突然「上手く表現された言葉」として見出されることがあります。
それは、とても瑣末なことから、深くて大きなことまで様々です。特に自分にとって深くて大きなものは、「思想」と呼んだり「哲学」と呼んだりするものなのかもしれません。
まずは「感じること」、それから「言葉を探すこと」。それが、自分自身の「思想」や「哲学」を生み出す方法なのでしょうか。