往きと帰り

先日、ある目的地へ歩いていきました。


徒歩で30分くらいのところでしょうか、少し遠かったのですが、時間もあることだし、いい運動になると思って歩きました。


しかし、歩いて目的地へ向かっていくと、だんだん不安になってきました。「この道で合っているのかなあ」「予想より時間がかかって、間に合わないことはないかな」など、いろいろ不安な気持ちがよぎってきました。

本当は少し時間を持て余すくらいの余裕があると思っていたのですが、意外にぎりぎりになって不安が頂点に達しようとするとき、ようやく目的地にたどり着くことができました。


そして、帰りも歩きました。時間に制約されることもなく、悠々と歩いて帰りました。歩いていて、「往きは、どうしてあんなに遠く感じたんだろう」と不思議になるくらい、快適で近く感じました。


そして、帰りに歩いたおおよその時間を見て、また驚きました。往きも帰りも、結局同じくらい時間がかかっていたからです。


自分自身の気持ちの持ちようで、こんなにイメージが変わってしまうということを実感しました。