最近読んだ本の中に、次のような内容が書かれていました。
「昔はお墓や神社にお供え物を置くとき、それを食べるであろう動物たちのことを想定したものです。動物たちに、農作物には手を出さないように取り計らったものでした。また、子どもたちが一戸一戸お菓子を取りに行かなければいけない催しごとがありました。おなかを空かせた子どもたちに、悲しい気持ちを味わわせることのないよう取り計らったものでした」
お墓や神社、またそれに関連する催しごとは、野生の動物やおなかを空かせた子どもたちと無縁ではなかったのかもしれません。