困難と悲壮感

「困難に立ち向かうのに、悲壮感はいらない。むしろ困難であればあるほど、それを乗り越えようとすることの楽しみが増すことだってある」


最近読んだ本の中に、このような主旨のことが書かれていました。本当にそうだなあと思います。一口に「困難」と言ってもいろいろなものがあると思いますが、この場合は「目標」というニュアンスに近いかもしれません。


目標に向けて取り組んでいくうちに、いろいろな「義務」が発生してきます。例えば仕事であれば、一人でできることは限られてきますので、いろいろな「相手」が取り囲む(取り囲んでくれる)ことになります。


そうなれば、いろいろな約束事が生まれ、約束を守るという「義務」が発生します。そしてこれが、知らず知らずのうちに悲壮感を生み出すもとになることがあります。


もともとは自分自身の目標のために始めたことも、非常に短いスパンだけで物事を眺めてしまえば、いつしか前向きな気持ちが薄れてしまうということでしょうか。


「困難に立ち向かうのに、悲壮感はいらない」
弱い私ではそうもいかないときもありますが、肝に銘じたい言葉です。