無教養の劣等感

ある本に、次のようなことが書いてありました。


「自分が教養のない人間であるということが、劣等感になっていました」


それを書いた人は、アカデミックな大学教授であり、著名な学者でした。なぜこれほどの人が「無教養の劣等感」をもっていたのか、不思議でした。


しかもその人は、学生時代に劣等感をいだいていただけでなく、かなり著名な学者になってからも同じような思いをいだいていたようなのです。劣等感をエネルギーに変えていらっしゃったようにも思えます。


翻って、私自身が「無教養の劣等感」をもっているのは、全くの自業自得です。中学時代・高校時代とロクに勉強もせず、浪人の一年間で大学受験の勉強に打ち込んだくらいでした。大学に入ってからも、全くといっていいほど勉強してこなかった…。


そのため、今でもニュースなどを見ていて、基本的なことが理解できていないために、内容や背景がよくわからないことが多々あります。


無教養の自覚をもって、いろいろ吸収していきたいと思います。