望みの相対性

私自身が入院していたときの気持ちを、よく覚えています。


入院したばかりのときは、「とにかく健康な状態に体を戻してほしい。お金はいくらかかってもいいから、健康に戻りたい」という気持ちが強かったです。


しかし、体調が回復して退院が近いときには、「入院費用はどれくらいかかっているだろう?予想の範囲内で収まるだろうか?」というお金を心配する気持ちに変わっていきました。


昨日、バンクーバーオリンピックで日本人が銀メダルと銅メダルを獲得しました。そのときにも、「二人もメダルが取れるのだったら、せめてどちらかは金メダルを取ってほしかった」と一瞬思ってしまいました。


このときの一瞬の望みも、日本人が二人、同じ種目でメダルを取ることができるという結果を知ったからなのでしょうね。