岡田ジャパン!

極めて個人的な意見なのですが、昨日韓国に完敗したあとの岡田監督の表情をみて、「岡田ジャパン」を応援しようと思うようになりました。


昨日の韓国に負けたあとのインタビューで「責任問題だと受け止めています」と言った岡田監督からは、何とも言えない表情・雰囲気を醸し出していました。そのあとで「進退伺い」をしたとニュースで放送されていたことから、そのときには「監督を辞める覚悟」が定まっていたのかもしれません。


実際に見たことはないのでよくわかりませんが、ひょっとしたら日本の歴史上、やむなく切腹する前の武士の表情は、昨日の岡田監督のような表情をしていたのではないかと思いました。


考えてみれば、今回の「岡田監督」も、万全の門出ではありませんでした。オシム前監督が突然倒れ、おそらくは「日本サッカー協会にとって扱いやすい人物」という評価から、「岡田監督」が就任したと考えられます。その後、「オシムサッカー」を継承するように努めていたようですが、途中から「路線変更」し、独自の日本代表チームを構成していくようになりました。


「結果がすべて」というプロの世界の厳しさを、ワールドカップでは何度も目にすることができます。前回のドイツ大会でも、イングランドの超一流選手が、負けたあとに「もう人生は終わった」といわんばかりの表情で涙を流していましたし、中田選手が最後の試合のあと、ずっとグランドで仰向けに寝転んでいた姿も印象的でした。


結果がすべての世界とは、かくも厳しいものなのかと思わされますが、実は私たちの生活の周りでもそのような厳しい現実にさらされていて、ただワールドカップほど劇的ではないだけなのかもしれません。


そういった意味では、今の「岡田監督」に自分自身をなぞらえてみたくなる気持ちもあります。実力的にも戦略的にもどうにもならないと評価されているけれど、高い目標を持って取り組んでいこうとしている「岡田監督」。


岡田監督、岡田ジャパン、がんばれ!!!