ホッキョクグマの足音

星野道夫さんの本に、確か次のような内容のことが書いてあったと思います。

「エアコンのよく利いた快適な空間でくつろいでいるまさにそのとき、北極圏の厳しい環境の中で、食糧を求めてさまよい歩くホッキョクグマの確かな足音が、あなたの耳には届いているだろうか」


具体的な表現は忘れましたが、自分自身がくつろいでいる同じときに、地球のどこかでは、厳しい環境の中を精一杯生きている人もいることを想像して、「自分自身はものすごく恵まれているんだろうなあ」ということを痛感させられたのを覚えています。

仕事においても、「自分の立場」でばかり考えてしまって、大切な相手のことを想像できていない自分自身に、愕然とさせられてしまいます。もっともっと想像力を働かさなければいけないと、反省の日々です。


ホッキョクグマの足音が聞こえてくるように、しっかりと耳をすませる必要がありますね。