有名無力、無名有力

最近読んだ本に、次の言葉が書いてありました。

「有名無力、無名有力」


若い頃は「有名になりたい」という願望が強かったのですが、徐々にその大変さを垣間見ることができるようになると、「諦め」のような気持ちも高まっていきます。私自身、「有名になりたい」という願望に対して、一体どのような「マインドセット」を持つべきなのでしょうか。


そのことに対する大切な指針として、「有名無力、無名有力」という言葉があるように思います。この言葉の意味は、「有名になる人は、もちろんそれなりの力もあり運もあるが、有名になってからはいろいろなことに忙殺され、または周りの人にチヤホヤされ、力を蓄え続けることがかなり難しくなっていく。逆に無名の人は、そういったことに悩まされることがないため、しっかりと力を蓄え続けるチャンスが広がっている」ということだと思います。

つまり大切なことは、「『有名』であることを非難したり嫉妬したりするのではなく、今「無名」であることを前向きに捉え、大いに前進していくことに注力していく」ということだと思います。


(自分自身)恋愛において「ほっとかれる」事態を前向きに捉えようとするのは、残念ながら負け惜しみのような気がしますが、仕事において「ほっとかれる」事態は、負け惜しみでも何でもなく、本当に大切な時間を与えていただいている、と捉えるべきだと感じます。

「力を蓄えるべく前進あるのみ」の心意気で、一日一日を大切にしていきたいと思います。