巨大な芸術作品

以前に美術館で岡本太郎さんの巨大な壁画を見て、驚いたことがあります。そのあまりの大きさ、あまりの迫力に見とれてしまいました。


最近、それと比較にならないほど「巨大な芸術作品」を見ました。それは、秋の里山です。清流が流れ、その両側に紅葉した木々が立ち並び、清流の上に色づいた葉を落としていきます。


それは自然が創造したもので、人間の「芸術作品」とは言えないのかもしれませんが、清流に沿って立ち並ぶ紅葉の木々を見ていると、この世を去っていった人たちの息吹を感じます。おそらく、昔の人たちが植えていった木々なのでしょう。


つまりは、自然と人間のコラボによる「巨大な芸術作品」です。「人間も自然の一部」ですので、人間だけ自然から切り離すのは間違いなのかもしれませんが、でも自然の美しさと、過ぎ去った人の思いを感じる光景でした。


すっかり秋ですね。