「好き」と「嫌い」について

最近、本を読んだりテレビを見たりしながら、「好き」と「嫌い」のことを考えさせられました。特に「嫌い」という感情について。

「好きで好きでたまらない」といった状況に陥ることもあるかと思いますが、残念ながら最近の私は、そのようなことは滅多にありません。どちらかというと、「嫌い」という感情をいかにうまくコントロールしていくかが重要な課題であるように思います。

そして、この「嫌い」という感情ですが、多くの人がこれを原動力として、自分自身の人生を切り開いていったということを見聞する機会が続きました。どうも「嫌い」という感情から逃げるだけでなく、じっくりと向き合うことも大切なようです。


「嫌悪感」は、自分自身の感情であるにもかかわらず、勝手に自分の心の中から湧き上がってきます。「そんな瑣末なことなど忘れてしまおう」と自分の理性が自分自身に語りかけても、嫌悪感渦巻く心を簡単に制御することはできません。

だからこそ、逆にそのような心と真剣に向き合う必要があるということでした。そして、「制御できない感情でしかない」と思っていたことが、実は「自分自身の顕在化していない深い願望や希望を実現する原動力の働きをしている」ということがあるようです。


つまり、「嫌い」という感情に対しても、逃げてばかりではいけないということでしょうか。ときどき、そのような感情にもしっかりと向き合って、その深い意味を想像していきたいと思います。