日本の澄んだ空

田舎にいると、空がきれいです。空気が澄んでいて、山々と空が一体化しています。でも、空がきれいなのは、田舎だけではありません。


例えば東京にいても、見上げれば、きれいな空があります。下を向いてばかりいる一日は、気分的に「冴えていない」ことが多いようです。見上げればタダで「きれいな青い空」「きれいな月夜の空」を堪能することができるわけですから、気分的に煮詰まったときは特に、ふっと空を見上げてみたいと思います。


このきれいな空は、世界共通のもの…と思っていたのですが、どうもそうではないようです。最近、留学生の方にいろいろと原稿を書いていただいているのですが、中国の方が「日本に来て、どこに行っても空がきれいなことに驚いている」とおっしゃっていました。「中国では、スモッグや黄砂などによって、空がどんよりしている」ようです。

経済発展を遂げた日本が、こんなにきれいな空を持っていることに、深い驚きを持たれたようです。日本でも公害問題など、いろいろな歴史を辿ってきたことかと思いますが、東京のような都会のど真ん中にいても、キレイな青い空、月夜の空がそこにあることに感謝する必要がありそうですね。