夜の計画停電

今まで計画停電になったことは何度かあったのですが、日中だったことからそれほど困ることはなく、いざとなれば本でも読んで過ごしていればいいかなと思っていました。でも、先日はついに夜の計画停電に遭遇し、東京でも停電になると本当に真っ暗になることを思い知らされました。


事前にノートPCをたっぷり充電していたので、手元にローソクと小さな電池式ランタンを置いてノートPCに向かいました。ノートPCの明かりも多少あるのですが、やはりキーボードのところが暗くてよく見えません。こういうときにこそ、ブラインドタッチの能力が重要であることを思い知らされます。


私はそこそこブラインドタッチができていることと、ローソクとランタンのわずかな明かりがあったことから、停電中でもなんとか仕事をすることができました。正直なところ、このような経験は初めてですので、不謹慎な言い方かもしれませんが、多少今の計画停電を楽しんでいる部分がないと言えば嘘になります。問題は、このような状態が長く続いていくときに、どのような気持ちでいられるかが問われているのかもしれません。


今自分にできることは本当に小さなことでしかないかもしれませんが、復興には相当の時間を要すると言われます。今の自分にできること、10年後の自分にできること、20年後の自分にできること、それぞれが異なるかと思いますが、今できることと将来できることをイメージしながら、今をしっかり生きていきたいと思います。