これはあくまで自分自身のことなのですが、決意ばかりするときは、自分自身の状態がよくないときだということがわかります。
「こんどこそ、これを成し遂げよう」「今こそ、これを始めよう」と決意ばかりしているときは、「このままではいけない」という焦りの裏返しのときが多いような気がします。焦って焦って、そのために決意ばかりしようとするのですが、あとで反省してみると、結局は決意ばかりしているときが一番時間を無駄にしていたのではないかと実感します。
以前、早朝も深夜も関係なく、また、出勤日も休日も関係なく、(私から見たら)猛烈に働いている人に、失礼ながら思い切って質問したことがあります。
「どうしてそんなに働くことができるのですか」
その人の答えは自分の中に留めておきたいと思いますが、ただそのときに受けた印象は今でも強烈に私の記憶の中に残っています。それは、「なぜそんなことを聞くの?」と言わんばかりに、あたかも「自分は特別意識することなく、ただただ普通に働いているだけだよ」というニュアンスが伝わってきたことでした。
行動する人は、いちいち大仰な決意をする必要もなく、自分の中で決めたことを、すぐに、颯爽と、行動に移しているだけなのかもしれません。
そして、今の自分にとって(あるいはこれからも自分もそうかもしれませんが)、そこに大きな壁があると思います。「こうすべき」ということを考えることは誰でもできますが、それを実行し続けることが、今の自分にとってはとても大変なことになっています。
しかしながら、その壁を乗り越えていかないことには、新たな壁に突き当たることもできないようなので、苦しみながらも行動し続けることに取り組んでいく必要があります(あくまで自分のことですが・・・)。