先日帰省したのですが、その日は晴天に恵まれ、台風が通り過ぎたことなど忘れてしまうほど爽快な一日でした。しかしながら、川の流れだけはいつもと違っていました。
台風の名残でしょうか、水嵩は少し下がったようですが、川の流れに激しさが残っています。大人でも流されてしまいそうな状態で、普段と違う川をバスから眺めていました。
そういえば、盛岡だったでしょうか、地方都市で街の中心を流れる川を見て、こんな繁華街の中を自然の川が流れていることをうらやましく思ったことがありました。きっと仕事の休み時間には、川の流れを眺めながら一息つくのだろうなあと想像した記憶があります。それだけ自然の川は、その穏やかな営みによって、人の心を落ち着かせる効果があると思います。
また、先日の夜、実家で地震に遭遇しました。田舎の静かな夜に突然地震が襲ったので、最初は何が起きたのか理解できませんでした。ポカーンとした状態からしばらくして、ようやく静かな里山を地震が襲ったことを理解しました。
いつもは穏やかで静かな自然の営みが私たちの心を落ち着かせてくれますが、人の力ではどうすることもできないような激しい力を内包させてこそ、その穏やかさを実現していることを改めて実感させられました。