最近読んだ本に、次のようなことが書いてありました。
「日本だけでなく世界中で大きな変化のうねりを感じるが、変化に適応していくための生き方には、大きく分けて二つある。一つは、変化の流れを見定めてその流れに合わせる生き方である。そしてもう一つは、変化の流れにとらわれずに自分の好きなことに徹する生き方である」
前者の生き方は、広く言われることですので何となく理解できるのですが、後者の生き方が「変化に適応する生き方」というのはかなり意外な気がしました。でも、その根拠として、次のような理由が挙げられています。
「世の中の最も大切な変化は、個別の分野の表層的な変化として起こるのではなく、分野を超えた普遍的な領域での変化として起こるからである」
前者の生き方が、大海に放たれた小舟とするなら、後者の生き方は、大波にも流されない錨を持ったタンカーと言えるでしょうか。つまり、実は後者のほうが「王道の生き方」と言えるのかもしれません。
それにしても、人生の先輩方は、本当にいい言葉をたくさん残していますよね。これからも、そういった出会いを大切にしていきたいと思います。