漸は必ず事を成す

最近読んだ本の中に「漸は必ず事を成す」と書いてありました。「物事に慌てず、じっくりと、コツコツ取り組んでいけば、必ず事を成すことができる」といった意味でしょうか。


私自身、自分をしばしば「どんくさい」と思うことがありますので、このような言葉は大変励みになります。


でも・・・この言葉の真意は、「今のままでいい」ということとは全く異なると思います。「未だ始まりを持たぬことを思うべし」という言葉もあるように、今の自分が乗り越えるには大変なくらいの「漸」を持っているかどうかを問うていると思います。私自身が反省すべきことは、「そもそも『漸』の状態に到達していない」ということにあると思います。


つまり、「今すぐ『始まり』を持たないといけない」ということでしょうか。そして、おそらく今の自分が「精一杯取り組む」ような状態になって初めて、あるいはほんの少しは、「漸」という状態に近づけるようになれるというべきものであると思います。


本当にうかうかしていられないですね。