量と才

「才有りて量無ければ物を容(い)るるあたわず。量有りて才無ければ事を成さず」
(才能があっても度量がなければ人を包容することはできない。度量があっても才能がなければ事を成就することはできない)


最近読んだ本の中に、このようなことが書いてありました。「事を成す」ということは、決して簡単なことではないのでしょう。でも、仮に自分自身が目標とする(程度の)「事を成す」ことを前提とするならば、未だ自分自身が「事を成す」ことができていないのは、やっぱり「才」と呼べるようなものを確立できていないことも原因の一つであると考えられます。


そのため、自己嫌悪に陥り、ますます内向き志向になっていく。当然ながら、「量」を養う機会も逸してしまう…


「才」も、車の両輪の一つなのでしょう。自分自身の「量」や「徳」を養っていくためにも、「才」をしっかり確立しなければなりません。反省…と同時に、「才」を確立する行動を伴っていかなければなりませんね。