「学問は、食べ物のように、自分でよく咀嚼し、腹の中に溜め込むことを本来の目的としなければならない。最近は学問と言いながら、すぐに吐き出してばかりいることが多い」
最近読んだ本に、このようなことが書いてありました。私自身、多いに反省しなければなりません。最近はブログを習慣化することで、自分と向き合う機会を手に入れていると思います。しかしながら、いつの間にかブログを書くことそのものが目的となってしまい、最近読んだ本の言葉などを、よく咀嚼しないまま「吐き出す」ことが多くなっていると反省します。
「よく咀嚼し、腹の中に溜め込む」ということは、食べ物だけでなく、学問や言葉、経験などについても本当によく当てはまりそうですね。自分の「腹の中」の容量が少ないと、すぐに醜い言葉を吐き出してしまいたくなります。自分自身、ふだんの生活において、本来であれば腹の中に収めておくべき愚痴や文句を、知らず知らず口から出してしまっていることが多々あります。
「腹の中の容量を大きくする」=「自分自身の容量を大きくする」ことの修養に励んでいかなければいけませんね。