「これが最後かもしれない」

年齢を重ねてくると、本当に些細なことでも「これが最後かもしれない」という気持ちになることがあります。30代までは「まだまだ次の機会があるさ!」という根拠のない余裕を持っていましたが、だんだんとそうは言っていられなくなります。


あくまで些細な例ですが、先日上野公園を歩いていたとき、ふと思いついて上野動物園に入場することにしました。それというのも、今まで上野公園には何度も足を運んだことはありましたが、上野動物園には一度も入場したことがなかったからです。まさに「いつでも行ける」という無意識の余裕があったからでしょう。そのため、今までは何も考えずに上野動物園を素通りしていましたが、先日は「ひょっとしたら、一生上野動物園に行くことはないかもしれないな」と思うと、急に入場したくなりました。


ほんのちょっと立ち寄るつもりでいましたが、実際には予想以上に広く、とても「立ち寄る」程度の時間ですべてを見ることはできませんでした。パンダもいましたし、トラやクマ、キリンやゴリラなど、たくさんの動物がいました。上野公園の中でこんなにたくさんの動物がいたのかと思うと、本当に驚きの連続でした。先日のうちに上野動物園に行っておいてよかったです。


「これが最後かもしれない」ということは、きっと仕事でも同じなのでしょう。「いつも同じような仕事をしている」と苦痛に思うことがあっても、ある日突然、その仕事がしたくてもできなくなる日が来るのかもしれません。そういう覚悟を持って、目の前の仕事に悔いを残さないよう、しっかりと取り組んでいければと思います。