保留力

「下段者は、上段者の力量がわからない」


以前に教えられた言葉ですが、そのことを痛感させられるときがあります。つまり、何か教えられてもピンとこないと言いますか、自分自身の感性が何も反応しないのです。


大切なことを伝授されているような気がしても、私自身どう受け止めていいかがわからず、頭の中がぽかーんとしてしまうことがあります。


このことを反省したいのですが、「急がば回れ」で取り組んでいくしかないように思います。日々の仕事を真剣に取り組み、経験を積み重ねていくことを通して、あるとき「自分のものにできる」日が来ることを信じたいと思います。


そのためには、教えられたことの真意がわからなくても、心の中のどこかに留めておくことが欠かせません。「保留力」とでも言いましょうか、問題意識を常に持ち続ける姿勢が大切なのだと思います。


年齢を重ねれば重ねるほど、直接何かを伝授してくれる人は少なくなっていきます。そのため、書籍から学ぶことの大切さを痛感します。時間を見つけて、本を読む習慣を続けていきたいと思います。