時間贅沢

何かがうまくいかなかったとき、何かに傷ついたとき、自分自身の反省として、時間を贅沢に使いたくなる傾向があります。悪く言えば、時間を無駄に使ってしまいたくなるのですが、それはなぜでしょうか。


気持ちが「乗らなくなったとき」、気持ちが「萎えたとき」等、どうしても目の前の仕事に打ち込むことができず、ついつい無駄なことをして気分転換しようとしたり、必要以上に睡眠をとるなどして感情転換しようとしてしまうことがあります。この原因は、明らかに自分自身の気持ちの弱さ、心の弱さにあります。ただ、最近思うことは、自分自身の心の弱さをなくそうとしても、完全になくせるわけではないようだということです。


自分自身の感情やモチベーションをコントロールできれば今以上に生きやすいのでしょうが、40年以上生きてみて、どうやらそれは幻想に過ぎないように思います。また、自分で自分を完全にコントロールできてしまっては逆につまらない人生に終わってしまうことも容易に想像できます。


そこで今の自分自身の大切な課題として挙げられることは、感情がマイナス志向に陥ってしまったとき、何らかの「気分転換」「感情転換」を図る時間を持ちつつも、できるだけ短時間でそれを実行してしまおうということです。


完全に心の弱さを打ち消すことは不可能である限り、何等かの「ワンクッション」が必要であるように思いますが、それを短時間で実行し得れば、それほど時間を贅沢に(=時間を無駄に)することなく、今日一日を今まで以上に有意義に過ごしていくことができるのではなかと思います。


いつも同じような反省ばかりして自分自身の進歩がないような気もしますが、その課題を解決できていない以上、その課題をスルーすることはできません。今の自分自身の大切な課題として、真正面から向き合っていきたいです。