日本経済を復活させる手法

ある記事を読んで、思わず唸ってしまい、ニヤッとしてしまったものがありました。


投資運用会社の社長が、日本経済が復活するためには何が必要かを聞かれ、答えた記事です。確か、次のような主旨のことを答えておられました。


「日本では最近、働くことが必要悪のように語られることが多くなった。『生活するために仕方なく働いている』。もし自分自身がそのような認識で仕事に取り組んでいるとするなら、その他大勢の働く人に対して、敬意や感謝の気持ちを持てなくなってしまう。まずは、コンビニのレジでお金を払う際、店員に向かって『ありがとう』という声掛けから始めるべきではないか」


日本では、「投資」に対しても「必要悪」と捉えられてしまう風潮があり、その根本の原因をたどっていくと、「仕事をすることは必要悪」だと思ってしまう心にあると仰っていて、「なるほどなあ」と妙に納得してしまいました。


「日本経済を復活させる手法」。もちろん、マクロ的に、ケインズ的に、「エリートによる旗振り」があっても構わないのかもしれませんが、一方で私たち一人ひとりの心に知らず知らず根付いているものに気づき、今すぐ取り組むべきことに取り組んでいくことが、大きな成果を生むためのきっかけになるかもしれないと考えさせられ、自分自身、反省させられました。