人工知能、超知性のある社会

先日、人工知能のテレビ番組を見てかなり驚かされました。


将棋のプロ棋士を、あっさり打ち負かしてしまう人工知能。ひと昔前は想像もできなかったことですが、それが実際に起こっています。そして、そのことは、実はとてつもないことの始まりであることを思い知らされました。


テレビ番組でも放映していましたが、例えば「AI政治家」。AIが全体最適で国家予算を組むとどうなるか、一度見てみたいと思います。プライマリーバランスを均衡させつつ、歳入、歳出を全体最適にもっていく超知性。


良くも悪くも、ここ数十年来、日本の政治はプライマリーバランスを均衡させることができていません。均衡させることが必ずしも最優先課題かどうかはわかりませんが、ここまでいびつな負債残高が積み上がっていく状態をAIはどう見るのか、一度聞いてみたい。


人間が政治をすると、いろいろなしがらみが出て、ついつい偏りのある予算を組んでしまったり、偏りのある法律で税金を徴収してしまったりしがちなのかもしれません。良いか悪いかは別として、AIにも「全体最適」のシミュレーションを出してほしい。


想像以上に人工知能は進化を遂げており、それを賢く活用することが人間に求められていることが、すでに始まっていることを痛感しました。