ゴルフの松山英樹選手が、先日の全米選手権で優勝するチャンスがありながら最後に失速し、優勝を逃したあとのインタビューで、涙ながらに答えたと言われるコメントが印象に残りました。
「勝てる人になりたいですね」
松山プロは、すでに「勝てる技術」は持っているが、あとはそれを出し切ってしっかりと勝ち切れる強い精神力を持ちたいということでしょうか。
翻って、自分自身を反省すると、起業した直後の一時期、いつも同じようなことを考えていたことを思い出します。
「強い人になりたい」
そのときの自分自身にとって、「強い人」ということの定義は明確でした。
「孤独感に負けない人」
最近の自分自身はどうかと考え直してみると、「強い人になりたい」という気持ちに変わりはありませんが、「強い人」の意味合いが少し変わってきたと思います。
「何かを生み出せる人になりたい」
もちろん、相変わらず精神的に弱いところが多々ありますので、「孤独感に流されない」ということは今でも重要な課題のひとつではあります。でも、自分自身の中にたくさんの弱さがあるからといって、「何もできないのはしょうがない」と納得できるかというと、やっぱり納得できないし、いつまでも納得したくない。
たくさんの弱さがあることを認めつつ、それでも何かを生み出していけるよう、試行錯誤し続けたいと思います。