ディスラプション

AIやスマートロボットが既存の業界秩序の地殻変動を引き起こす「ディスラプション」が、あらゆる産業で話題となっているそうです。特に「フィンテック」というキーワードが一人歩きしている感のある金融業界は、危機意識も強いというネットニュースを見ました。


AIやスマートロボットによる「ディスラプション」は、アメリカの金融機関だけでなく、日本の大手銀行も危機感を募らせているとのこと…。


革新的な技術やサービスが現れると、既存の大手企業や産業が難色を示すのは、いわゆる「よくあること」のように思います。今まで築き上げてきた市場シェアや資産等を守ろうとするお気持ちはわからなくもないですが、いつも不思議に思うのは、なぜ革新的な技術やサービスを前向きに捉えようとしないのかということです。


私自身、いわゆる「既得権益側」に回ったことがないからかもしれませんが、そのあたりのご事情や行動原理がよく理解できていません。ただ、せめて既存の大手企業や産業が、革新的な技術やサービスを前向きに捉え、「良きものは良い」と冷静に判断し、積極的に検討することを惜しまなければ、もっともっと社会全体がよくなると思うし、社会全体がよくなるスピードも速くなると思います。


「攻撃は、最大の防御」という言葉があるように、革新的な技術やサービスが顧客にとって良きものであるならば、ぜひ「既得権益側」も積極的に採用しようとするエネルギーを持ってほしいと思います。