すごいことが重なる日

昨日の2018年2月17日は、平昌オリンピックのフィギュアスケートにおいて、羽生選手と宇野選手が金メダルと銀メダルを同時受賞した記念すべき日となりました。残念ながらライブ中継を見ることはできませんでしたが、夜帰ってきてからも、何度もテレビでその演技が放送されていましたので、盛り上がりのすごさを実感しました。


昨日はまた、藤井聡太棋士が、朝日杯将棋オープン戦で羽生二冠と広瀬八段を破り、全棋士が参加する大会で優勝して、五段になってすぐに六段へ駆け上がった日でもありました。


すごい出来事は、本当に重なるものだと思いました。羽生選手の金メダルは、冬季オリンピックのちょうど1,000個目の金メダルでもあったようですし、いろいろな要素が重なって、メディア企業からすれば、もう少し分散してくれれば…と歯ぎしりしてしまうほど、逆にメディア泣かせの一日だったのではないかと思います。


藤井聡太棋士の記者会見の映像を見ましたが、中学生とは思えないほど堂々と、しかも丁寧にさまざまな質問に回答していたことが印象的でした。正直なところ、「将棋が信じられないほど強い」という要素は、どんなに若い年齢であってもあり得ることなのかもしれないと思っていましたが、中学生であれほどしっかりとした受け答えができることに、さらに驚きを感じ、ますます尊敬の念を持つようになりました。


羽生選手がおっしゃっていたように、何かを得るためには、何かを捨てる覚悟が必要なのかもしれません。昨日のような一日は、一見何もないような時期に、どれほど頑張っていけるかにかかっているのでしょう。若い人から学んだことを忘れずに、自分自身もしっかりしていかねばと思わされました。