前向きな苛立ち

最近、何となくイライラすることがあります。男性の更年期障害かと思うこともありますが、簡単に何らかのレッテルを貼ることはやめて、なぜイライラするのか、自分自身を振り返ってみました。


自分以外の何かに対してイライラすることは、ある程度原因がはっきりしています。もちろん、だからといってすぐに苛立ちが解消するわけではないのですが、他人や私以外の何かに対して、私自身が私の都合の良いように操作するボタンを持っているわけではありませんので、クヨクヨ悩んでいてもどうすることもできないと反省します。


一方で、「何となく」イライラするときは、自分自身に対してイライラしていることが多いようです。「なぜ、あんなことを言ってしまったのだろう」「なぜ、あんな態度をとってしまったのだろう」「なぜ、あの予定を実行せず、怠けてしまったのだろう」といったように、知らず知らず、ジワジワと、過去の自分に対して、現在の自分が不快に思っているようです。


無意識のうちに、現在の自分が、過去の自分に対して叱っていることから、それが「何となくイライラする」ということに現れてくるのかもしれません。だから、今後は、「何となく」イライラしてきたら、自分自身をしっかりと振り返ってみたいと思います。過去の自分に対して、きっと多いに反省すべきことがあると思うからです。そして、どうすれば、現在の自分が納得するのかを見出し、現在の自分を癒していけるような生き方をしていきたいと思います。


「何となくイライラする」ということは、決して悪いことばかりではないと思います。よくよく自分自身を振り返ってみたら、現在の自分自身が、よりよい生き方をしたいともがいていることが実態に近いようでもあるからです。一度落ち着いて「イライラする自分」を見直し、反省すべきことを反省し、前向きに「何となくイライラする自分」と付き合っていきたいと思います。