JR八戸線

経済番組を録画し、ときどきまとめて見るようにしていますが、経済番組で思わず泣いてしまうのはとても珍しいことだと思います。


JR東日本に関する番組でしたが、「東北エモーション」の観光列車が通過するたび、JR八戸線沿いの海のそばで、大漁旗を持って大きく手を振っている人たちがいました。ボランティアで、なぜそのようなことをするのか。その理由があまりにも素晴らしく、思わず泣けてきました。


「JRに対しての感謝の気持ちしかない。津波の影響があって、線路がみんなダメになってしまった。廃線すると思っていたのに、電車を通してくれたし、観光列車まで通してくれた」


もちろん、JR東日本の企画が優れていることもあるかとは思いますが、このような人たちの魅力に導かれ、知らず知らず、東北の海沿いを電車で旅したくなってしまうのかもしれません。


人としての魅力は、能力が優れていることだけではないことを、改めて実感しました。きれいな景色に溶け込んだ、きれいな心を持つ人たちの姿に、心が洗われるようでした。