サッカー日本代表の二十歳くらいの選手が、「時間が足りない」とテレビで話していたことが印象に残っています。
「あと五年以内に超一流のクラブで活躍するために、時間を逆算していくと、本当に時間が足りない。時間がない」ということでした。
サッカー選手のピークは二十代でしょうから、時間の区切りを十年以内で設定すると、今やるべきことが明確になるということなのでしょう。
翻って五十歳に近いおじさんである私。「時間が足りない」という危機感が高まりつつある一方で、「人生百年時代」というように、もし長生きできるとしたら、老後の蓄えをどうするかという危機感も徐々に高まってきています。
つまり、リスクの取り方を、若い時代とは少し変えていかなければいけない、という思いが強まってきています。以前よりも疲れやすくなり、老眼が入り、徐々に体力の衰えを感じ始める世代。
それでもリスクと向き合いながら、「時間が足りない」という気持ちを忘れず、何かに夢中で打ち込んでいくことができるよう、目的意識を持って仕事に取り組んでいきたいと思います。