飛行機から見る大山(だいせん)

ここ数年、飛行機に乗るのが苦手で、極力飛行機に乗らない生活を過ごしてきました。海外旅行は十年以上していませんし、国内の移動は新幹線をはじめとする電車で通してきました。

 

でも、物事の道理でしょうか、逃げてばかりいるとその課題がいつまでも追いかけてきます。最近では、島根・松江に行く用事が増えました。もちろん、電車を乗り継いで行くこともできるのですが、東京からの移動となると飛行機を利用することが現実的です。

 

「そろそろ飛行機の苦手意識を克服しなければ…」と思い、一度飛行機に乗ったのですが、極度の緊張感から機内で吐きそうになってしまい、機内トイレの中で長時間うずくまってしまいました。

 

でも、そのような経験をしたおかげで、これは「飛行機は苦手」というレベルではなく、真剣に向き合わなければならない病であると認識した私は、心療内科で受診することにしました。

 

医師からは「飛行機が苦手という人は結構多いので、あまり気にしないでください」と言われ、その言葉を聞いただけでもかなり救われた気がしました。そして、飛行機に乗るときなど、パニックになりそうなシチュエーションのときに服用する処方薬を出してもらい、現在に至っています。

 

今でも、飛行機に乗る前は最低限の量の薬を飲んでいますが、おかげで以前ほど飛行機に乗ることが苦痛ではなくなってきました。最近ではようやく「折角だから、機内の時間を楽しもう!」と思えるようになりはじめました。

 

私の機内時間の楽しみ方は、窓側の席であればやっぱり外の景色を眺めることです。もともと自分自身旅行が好きでしたが、それは新鮮な景色を眺めることができるから、ということを思い出しました。

 

先日、機内から鳥取の大山(だいせん)を一望することができました。飛行機で移動するときも「旅行を楽しむ」という気持ちを持っていたいと思います。f:id:horga:20190816074355j:image