ラグビーロス

ラグビーワールドカップ2019日本大会は南アフリカが優勝し、今日で全日程が終了しました。

 

優勝するチームは一つしかありませんので、決勝で破れたイングランドも最後に敗者となってしまいました。過酷な現実ですが、だからこそここまで熱狂することができるのでしょう。

 

一か月以上にわたってラグビーワールドカップを楽しんできたので、完全にラグビーロスの状態です。ラグビーワールドカップが始まるまではそれほど盛り上がっていなかったし、私自身もそれほど期待していたわけではないのですが、開幕戦の日本対ロシア戦で日本が勝利してから、一気にラグビー熱が高まりました。翌日のフランス対アルゼンチン戦を東京スタジアムで見て、いかに世界中を熱狂させるイベントであるのかを肌で感じることができました。

 

それにしても、ラガーマンの精神性は本当に素晴らしいです。日本文化へのリスペクトとして、試合後に横一列に並んでお辞儀をするチームが増えたことが話題となりました。台風の影響で試合が中止となり、釜石でボランティア活動に参加したチームがありました。試合後は傷だらけになっている荒々しいスポーツでありながら、ノーサイドの後にお互いを称え合う姿が印象的でした。人間不信に陥りそうなニュース記事が多い中で、このような精神性に痺れた人は多かったのではないでしょうか。

 

これで日本大会は終了しました。まだまだ余韻に浸っていたい気持ちもありますが、4年後のフランス大会を楽しみにして、それまでは自分自身の中の熱狂を見出していきたいと思います。