緊急事態宣言が解除されて数日後に東海道新幹線・のぞみに乗る用事があったのですが、一両まるごと貸切状態でした。私と同じ車両には、他にもう一人乗車していただけでした。
最近、のぞみに乗りましたが、やはりその時と比較するとかなり乗客数は戻ってきています。二人掛け、三人掛けシートのほとんどが埋まっていました。
ただ、どの座席も隣りに他人が座っていることはないようです。私の隣りの座席もずっと空いていたので快適でした。また、名古屋駅、東京駅の構内は、緊急事態宣言前の賑わいが戻りつつあるようです。
一両まるごと貸切状態の新幹線に乗ることはもうないかもしれませんが、以前のようにほぼ満席状態に戻るまでにはまだまだ時間がかかるような気がします。利用者の立場からすると現在の状況くらいが適度に空いていてありがたいのですが、これからどうなっていくことでしょうか。
緊急事態宣言直後に新幹線を利用した際、車両が空いていたこと以外にもう一つよかったことがありました。新幹線の改札口で、駅員さんに「ありがとうございます」とお辞儀されたことです。
そういえば、今まで何度も東海道新幹線を利用してきましたが、改札口の駅員さんに感謝の気持ちを伝えられたのはこれが初めてでした。最近利用した際は、改札も適度に混雑していましたのでもうお辞儀されることはありませんでした。
いつもいつも利用者に頭を下げてほしい、というような無茶なことを言いたいわけではありませんが、例えばせめて一年に一日だけでも感謝DAYを設け、意識して利用者にお辞儀をする日があってもよいのではないかと思いました。
改札口の駅員さんはいろいろな業務で大変でしょうが、新幹線に限らず、またJR・私鉄を問わず、駅員さんにお辞儀されたのがあまりにも新鮮で心地よいものだったので、そんなことを考えました。