先日、山道を車で走行中、前方に小動物が道路上にジッと佇んでいるのを目撃しました。刺激して車に突進されては困りますので、徐行で近づいていくのですが、なかなか動こうとしません。
タヌキのような、イノシシの子供であるウリ坊のような、そんな感じですが、なかなか判明しません。あまりにも動かないので、動物の形をした落石か何かかな、と思い始めたとき、いきなり車のほうに歩を進め、車の左横を通り過ぎて行きました。
近くで目撃しましたが、見慣れない顔でした。タヌキではないし、ウリ坊でもありません。アライグマほどシャープな顔をしていなかったし、ましてやキツネや鹿ではありません。
あれは何の生き物だったのだろう、と疑問が募りましたが、自分の中で仮説というか、一つの答えを思い浮かべました。それは、ニホンカモシカの子供です。
胴体はタヌキのようなものですが、顔は明らかにタヌキではありません。歩き方が特徴的でしたし、あの顔を大人にするとニホンカモシカになるような気がします。本当にかわいらしい生き物だったので写真に収めたかったのですが、運転中ですし、なかなかそうもいきませんでした。
春になって野生動物も気持ちよさそうに生きているようです。