インフレの時代

私が子供の頃は、インフレの時代でした。お菓子の価格がどんどん値上がりしていった記憶があります。

その後、デフレの時代が到来しました。ここ30年間、ほとんど物価が上がらないどころか、企業努力もあって洋服や外食をはじめ、ディスカウントする時代が長く続いた印象でした。近所にあったディスカウントストアで「今日は何が安くなっているかな?」と探すのが楽しみだったのですが、そのディスカウントストアも無くなってしまいました。

最近、またインフレの時代がやってきたようです。原材料やエネルギー価格の高騰を販売価格に反映せざるを得なくなり、いろいろなものがどんどん値上がりしました。つい数年前までは、「値上げするなら、その商品は買わない」と消費者側が強気の姿勢を保つことができていたのですが、今では横並びの値上げ合戦となっている様相で、値上がりした商品を買わざるを得ない状況です。

インフレ率に合わせて給与水準も上がっていけばよいのですが、問題はこれからどの程度インフレの時代が続くかです。これから30年間、インフレの時代が続くと仮定すれば、私たちの世代は深刻な課題に直面しそうです。それは近い将来、年金受給者としていかに生きていくかという問題です。仮に物価水準が今の3倍になったとして、年金支給額が物価水準に合わせて3倍になることはまずあり得ないでしょうから、生活防衛策を練っていく必要がありそうです。

大切なことは、悲観するばかりではなく、変化に適応することを楽しむ気持ちを多少なりとも持つべきだということでしょうか。