狭き門

「狭き門より入れ」

聖書に書かれている言葉ですが、ある外国人の本を読み、おもしろいことを教えていただきました。

私はこの言葉の意味を、(受験など)競争の激しいところ・ライバルの多いところから入っていくべきである、正面からぶつかっていくべきである、というような意味合いに捉えていました。そしてその本では、多くの日本人がそのように解釈していると書いてありました。


実際の聖書のニュアンスは、「誰も気づかないような、小さくて目立たない裏口の格子戸のような、誰も通ることのないような門」のことを指すそうです。


どのように解釈すべきか、その学術的な意義はわかりませんが、どちらの解釈にもそれぞれ趣があって、じっくり味わいたい「狭き門」であるように思います。