良き仕事との出会い

日常生活において何となく感じる物足りなさ。それは自分自身に責任があるのでしょうが、心のどこかで良き人との出会いを求めている節があると感じます。

でも、冷静に振り返ってみると、人との出会いには大きなストレス、プレッシャーがのしかかってきます。人そのものを受け止めようとすると、様々な葛藤が発生します。もちろん、そのような葛藤を含めて良き人との出会いを求める本能があるのかもしれませんが、年齢を積み重ねていくにつれて知恵がつき、他人との距離感を測ろうとするのも事実です。

最近気づいたのですが、そのような物足りなさを埋めるものとして良き仕事との出会いがあるのではないか、ということです。感動する曲や小説、映画に出会うと、とても良い気分になります。また、芸術作品だけでなく、例えばトイレを綺麗に掃除してくれる清掃員に出会ったりします。その人がどのような人物かはしれませんが、その仕事を通していつも以上にトイレが綺麗になっている。きっと雑な仕事をしても時給は変わらないのでしょうが、それでも熱心に掃除する人がいる。そのような良き仕事と出会ったときには、心の中で頭を下げて感謝する。そのような視点を持っていたいと思います。