「王」と「玉」

将棋観戦の楽しみの一つに、「王と玉の違い」があります。


将棋は、二人で一つの盤面にそれぞれ同じ駒を同じ形で並べて相手の「王様」を早く詰ませたほうが勝ちのゲームですが、この「王様」には「王」と書かれたものと「玉」と書かれたものがあります。


その詳しい由来は知りませんが、どちらが「玉」を選ぶか、または「王」を選ぶかという面白さがあります。


プロの対戦では、通常は格下の人がさっと「玉」を自陣に据えるそうで、これによって相手に敬意を払うことになるようです。面白いのは、同じレベル(と考えれれる)人同士が対戦するとき、どちらが「玉」でどちらが「王」になるかということです。


このときにも、すでに心理戦が始まっているということでしょうか。あるいは、プロ棋士同士がどのような敬意を見せるのか、面白いところです。



話は全く変わりますが、今日の東京地方は本当に気持ちのよい天気でした。外を散策しているだけで、何よりの娯楽だと感じさせてくれる陽気でした。