四谷の桜並木

先日四谷に行く用事があったので、久しぶりに四谷駅近くにある桜並木を歩きました。


四谷駅を出てすぐのところですが、上智大学の敷地を沿うようにあるお堀沿いには、桜が植えられています。それが、ホテルニューオータニの手前まで続き、ほんのわずかな幅ですが、ちょっとした森の中にいるような感覚が味わえます。


桜が咲く季節には多くの人で賑わうのでしょうが、学生が夏休みのこの時期には、桜並木沿いを歩く人もほとんどなく、とてもプライベートな空間になっています。


その日は、セミの鳴き声がすごく、人のためというより、セミのためにあるような空間になっていました。江戸時代には水で満たされていたであろうお堀の下は、今ではグランドになっていますが、その当時の名残か、いつ見ても少し湿っているように見えます。丸の内線四ッ谷駅のホームが見えていて、少し歩くと赤坂迎賓館の緑色の屋根が見えてきます。


以前は結構距離があると思っていたのですが、最近都内をよく歩いているせいか、意外に短く感じられました。