私のターニングポイント

「私が起業した理由」の続きになるのですが、私にとっては非常に大切なことのように感じるので、改めて緊張感の伴うこの場で整理してみたいと思います。

私が起業した理由とは何か。その「深層的な理由」の一つとして、「孤独感と真剣に向き合うため」が挙げられると思います。正直に告白すると、ずっと前から「起業したい」という思いがあったわけではありません。また、自分の中で「絶対にやってみたい事業」があったわけでもありません。乱暴な言い方になりますが、「何かの流れの中で、気がつけば起業していた」といった状態に近いかもしれません。だからこそ、私にとっては、私の気づいていない「深層意識の理由」が重要なのではないだろうかと思うようになってきました。

特別能力が高いわけでも、人を惹き付ける人間的魅力があるわけでもない私がなぜ起業してしまったのか。それは、「深層意識の世界を持つ自分」と真剣に向き合うためではなかったかと思います。そして、そのことに気づき始めた「今」こそは、私にとって大きな「ターニングポイント」の時期だと考えます。


今までの40年間、自分で自分を苦しめてきたことの多くは「深層意識の中で、孤独感から逃げようとばかりしていた」ことに起因するのではないかと反省します。また、自分では「ステップアップ」だと思っていた行動が、実は「現実からの逃避」でしかなかったことも多々あったと反省します。本当の「ステップアップ」であるならば、「目の前にある課題」と真剣に向き合い、それを乗り越えて初めて「次のステージ」に向かうことが必要最低限の条件であるはずです。にもかかわらず、「目の前にある課題」から目を背け、「次のステージ」に進もうとするのは、単なる「現実逃避」「自己逃避」でしかなかったのかもしれません。

そして、「自己逃避し続ける自分」は、目の前にある仕事、目の前にいる人から気持ちを切り離し、「いつになっても満たされない自分」のことばかりに意識を注いでしまっていたようです。「満たされない自分」の要因が「自分の外」にあると決め付け、ずっとあてのないものばかりを追い求めてしまっていたのかもしれません。


「ターニングポイント」を迎えた今、これからは「目の前にある課題」と真剣に向き合い、その課題を乗り越えていくことに疎かではない自分でありたいと思います。もちろん、急激に自分自身を変えていくことはできないかもしれませんが、少なくとも「自分自身の中にある深層意識の世界」に感謝しながら、しっかりと生きていきたいと思います。