「仏様の顔」の作り方

「仏様の顔は、鼻と耳は大きめに作り、目と口は小さめに作ることが鉄則である。なぜなら、あとになって修正したくなったとき、そうしておけば修正しやすいからである」


何かの記事に、このようなことが書いてありました。この「仏様の顔」の作り方ですが、いろいろな日常業務においても非常に参考になる手法だと思います。


ちょっとした作業においても、それが仕事であれば必ず「相手」がいますので、自分一人で完結できることはまずありません。そのため、お互いに「修正しやすい状態」を確保し続けられるよう配慮することは、仕事をスムーズに進める上で非常に大切な課題なのかもしれません。


また、仮に自分一人で完結させる業務があったとしても、「昨日の自分」はこれで充分だと思っていたことが、「今日の自分」はいろいろと修正したくなることが多々あります。だからこそ、「こうしておけば、仮にあとで修正したくなっても修正しやすいだろうな」という状態をできるだけ優先し、その後の業務をスムーズに流れるよう配慮していくべきなのでしょう。


もちろん、「仏様の顔」が顧客に気に入っていただけるもの、ご満足いただけるものであることが、大前提であり、最重要課題であることを決して忘れてはいけないですが…。