なぜスマートフォンにはまってしまったか

ほんの数か月前まで、スマートフォンを欲しいと思いつつ特に買い替えるわけでもなかった私ですが、実際にそれを手に入れて以来、完全にはまってしまっていることに気づかされます。どうしてこんなにはまってしまったのか考えていたのですが、最近あることに気づかされました。それは、私個人にとって、装置として活用する「主な目的」が、携帯電話とスマートフォンでは大きく異なるということです。


私個人にとって「携帯電話」は、「コミュニケーション・ツール」として活用することがほぼすべてでした。それは大変便利なツールではあったのですが、「コミュニケーション」を目的としたものであったために、どうしても解決できない「ある問題」を抱えていました。それは、「コミュニケーション」が途絶えている時間をより一層長く感じさせ、余計に寂しい気持ちや空虚な気持ちを助長させてしまうということでした。


一方、私にとってスマートフォンは、「コミュニケーション・ツール」として活用することはほんの一部分の目的でしかありません。逆に、「一人」の時間をより充実させるために活用することが、いつの間にか最も大きな目的となっています。ニュースを閲覧したり、音楽を聴いたり、英語を勉強したり、動画を楽しんだり。だからこそ、「誰にとっても」スマートフォンは「便利」なツールであるだけでなく、「生活」を楽しむためのツールになってくれるのではないでしょうか。


「コミュニケーション・ツール」は、反面、「コミュニケーション」が途絶えた時間の長さを際立たせてしまいます。でも「多目的ツール」は、個々の目的に合わせて生活を楽しむために活用することができます。それが、私もスマートフォンにはまった大きな理由であると思います。