例えばネット検索をしていると、「あ、そうだ。あのことを調べてみよう」とふっと思い浮かべることがあります。そこで、さっそく今開いているウェブサイトのページから別のページに飛ぶと、「あれ、自分は何を調べようとしてたんだっけ？」と、すぐに忘れてしまうことがあります。
「自分はもう、いい歳なのかなあ〜」と思わなくもないのですが、そのようなことがしばしば発生してしまうため、「これはいけない」と思い、何とか解決する方法はないだろうかと考えました。そして最近、ようやくそれを解決する一番の方法を見つけました。
非常に単純なことだったのですが、自分が「あのことを調べてみよう」と思い浮かべたページに戻るということです。そのウェブサイトのページと、自分自身が「調べてみよう」と思い浮かべたことは、他人から見ればほとんど何のつながりもないことだったのかもしれません。でも、自分自身が「あのことを調べてみよう」と思い浮かべたページにもう一度戻ってみると、さっきまで完全に忘れてしまっていた「自分自身の調べごと」が、すぐに蘇ってきました。
これは、本当に不思議な体験でした。そして、そのことは、「ネット検索」以外にも当てはまるようです。私がキッチンにいて、「あ、そうだ。あのことをやろう」と思って洗面台など別の場所に移動してしまうと、「あれ、自分は何をしようとしてたんだっけ？」と、すぐに「物忘れ」してしまうことがあります。このときも、「ああ、自分はもう、いい歳なのかなあ〜」と思ったりもしますが、もう一度「あのことをやろう」と思い浮かべた場所に戻ってみると、「ああ、そうだ。自分はこれをやろうとしていたんだ」と、すぐに思い出すことがありました。
人の脳、思考形態というものは、本当に不思議ですね。「時間」や「空間」などと密接に絡み合って、他人から見れば何の関連性もないことが、「ハイパーリンク」で見事につながっているのかもしれませんね。
