3月下旬の松江では、まだ桜が咲いていませんでした。
先日の夜は突然みぞれ混じりの雨が降り出し、一気に寒くなりました。
東京に戻ってくると、ほとんどの桜の木が花びらを咲かせていました。
すっかり春らしくなっています。
3月下旬の松江では、まだ桜が咲いていませんでした。
先日の夜は突然みぞれ混じりの雨が降り出し、一気に寒くなりました。
東京に戻ってくると、ほとんどの桜の木が花びらを咲かせていました。
すっかり春らしくなっています。
いつか必ずやってくることは重々承知していても、そのことを考えないようにしている真実…。
その最たるものが死でしょう。生きている以上、そのことと向き合っていかなければならないのですが、あまりの恐怖で自らの無意識がその真実から蓋をしているような気もします。
イチロー選手の引退も、いつかは必ずその日がやってくることだったのですが、まさか昨日、突然にやってくるとは思いもしませんでした。
イチロー選手も、まさに平成の時代を彩った人物でした。まもなく平成の時代を終えようとするこのタイミングでの引退に、時代の節目を感じます。
ただ、「元イチロー選手」は今日もトレーニングをするということでした。プロの野球選手ではなくなっても、野球選手であることに変わりはないということなのでしょう。
考えたくないけど、必ずその日はやってきてしまう。だからこそ、今日を迎えることの有り難さを忘れず、今日を大切にしていきたいと思います。
平成31年3月。平成年間もあと2ヶ月となりました。
平成30年12月の年の瀬、当時の羽生竜王が広瀬八段に敗れ、私の中では象徴としての平成年間は終わりを告げていたのですが、実際の平成年間もいよいよあと2ヶ月となりました。
大晦日に新しい一年を迎えるときの心境のように、静かな気持ちで新しい時代を迎えたいと思いますが、残された2か月間を真剣勝負に挑む気持ちで、もがき続けたい気持ちもあります。
3月1日のA級最終戦、名人挑戦者は豊島二冠に決定しましたが、羽生九段は広瀬竜王に勝ち、A級2位に終わりました。私たち世代にとって新しい時代は、若い世代の人たちの動向に注目しつつ、自分自身の持ち場でいかに仕事に打ち込むかが重要になっていくのかもしれません。
リスクに対する考え方が、年齢を重ねるごとに保守的になってきたようにも感じます。ただ、無謀なことは避けたいと思いつつ、人生百年時代においては、まだまだ私たち世代が果たすべき役割は大きい、という気持ちもあります。
見た目はどんどんシニアのおじさんになっていっても、常に新鮮な気持ちであり続ける意志を、大切にしたいと思います。目の前の真剣勝負を通して、その先の広い世界を想像し、透き通った空のように自らの限界を設けず、残り2ヶ月となった平成年間の終わりと、新しい時代の幕開けを迎えたいと思います。