「少しの不便」という楽しみ

30歳半ばの世代は、革新的な変化をもたらしたモノ・サービスのある生活の前と後を経験した最後の世代ではないかと思います。


「革新的な変化をもたらしたモノ・サービス」と言ってもいろいろなものが挙げられると思いますが、個人的にすぐ思い浮かぶのは、携帯電話・インターネット・コンビニです。


大学時代、携帯電話は普及していませんでしたので、よく大学構内の「暗黙の場所」にたむろしていました。グループごとにたむろする場所は異なっていたのですが、私たちのグループが集まる場所で4人揃えばそのまま麻雀をしにいったりしていました。そのため、麻雀をする面子は偶然の要素が高かったと思います。


「便利さ」は後戻りすることが難しいしする必要もないのかもしれませんが、「楽しみ」という点で考えれば、必ずしも「便利さ」と比例しないことも過去の経験で把握していると感じます。